- 建築実例を検索!タグル住まい >
- ライフスタイル >
- プレーリー様式
プレーリー様式
アメリカで生まれたF.L.ライトに代表される建築様式のプレーリー様式は、アメリカの大草原によく似合う建築形態であることから、プレイリースタイルと呼ばれています。深い庇や低い屋根のラインによる水平性を強調していることが特徴となっており、従来の住まいの概念とは一線を画し、柱や壁の位置関係をも自由にすることで、開放的な空間の構築をしています。プレーリー様式の多くは暖炉を核として色々な方向に広がるタイプで、それぞれの部屋がひとつの空間として緩やかに繋がっているという特徴を持っています。しかし、元々はF.L.ライトは日本の寝殿造りや書院造りに影響を受けたとも言われていますので、ある意味逆輸入だという見方もされています。 このプレーリー様式を取り入れた住宅というのも近年増えており、高級住宅地を中心に見られます。広々とした空間の中で生活を送りたいと考える方には非常に適した造りですから、家族の人数が多いお宅には適しています。但し、概ね建築コストは高めになっていますので、その全体をプレーリースタイルにするというのではなく、そのスタイルを取り入れつつ、全体のバランスを考えることで金額的にも生活スタイルも満足度も向上すると言われています。