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土間のある家
日本の家屋は、日本人の生活がしやすいようによく考えられて作られていました。屋根の下に柱を建て、地面より高い床を作り、そこに寝起きして日常の生活をしていました。床になっていない地面のままの場所を土間と呼んで、区別していました。土間は、屋外と屋内の間として機能し、日本家屋では履物を脱ぐのが習慣になっていましたが、土間では履物を履いたままでの作業ができました。土間では、農家では農機具などの手入れや、収穫した作物などを仕訳毛に利用され、漁師の家の土間では、漁具の手入れなどが行われました。また、作業場としてのほかに炊事場として、かまどなどがしつらえられていました。炊事には水や火を使うため、床のある屋内よりも土間のほうが、問題が少なく安全にできるということです。土間のある家は、古い日本家屋では一般的なものでした。人間が住む家屋だけでなく、牛や馬など家畜を飼育するための厩舎でも土間がありました。また、農機具や漁具などを仕舞っておくための納屋なども土間でつくられていました。 現在でも、土間の機能性を活かした形で、土間のある家を作るハウスメーカーもあります。スタイリッシュなデザインの土間やホビールームに仕立てた土間などがあり、楽しい暮らしができます。